アウトプットメタデータは、処方やサンプルで記録された個々の測定値に関連付けることができる情報フィールドの一種です。
記録できるアウトプットメタデータには、以下のようなものがあります。
- 測定が行われた正確な日付と時刻
- 結果を生成した機器のシリアル番号
- テストを実施したオペレータ
- テストの結果を取得した部屋の温度や湿度といったセンサー値
値をアウトプットに関連付けたいが、完全な条件パラメータを設定するほど重要ではない場合に、アウトプットメタデータを使用します。基板が2種類あるなど、2つの異なる条件パラメータ値を使用してアウトプットを記録する場合、測定データは2つの別々の行に記録する必要があることに注意してください。しかし、アウトプットメタデータを使用することで、データを分割せずに重要な情報を関連付け、常に情報を確認できるようになります。このメタデータは、測定されたアウトプットに関する背景情報のようなものになります。
アウトプットメタデータフィールドを作成する
アウトプットメタデータフィールドを作成または調整するには、アウトプットライブラリの「メタデータ」タブに移動します。
ここから、テーブルの既存のフィールド名をクリックして変更したり、新しいフィールドを作成したりできます。新しいアウトプットメタデータフィールドを作成する場合、名前を付け、フィールドタイプ(数値、テキスト、日付、曲線)を選択します。場合によっては単位を割り当てる必要があります。
アウトプットデータに対してアウトプットメタデータを記録する
あるアウトプットにアウトプットメタデータを付与する場合は、任意のアウトプットのセルの左上隅にある省略記号(3つのドット)をクリックします。
そこから、追加するフィールドを選択して、表示されるポップアップウィンドウに値を直接入力できます。
アウトプットメタデータが記録されているセルには、そのセルに関する追加情報があることがわかるよう、セルの省略記号がグレー表示されます。
アウトプットメタデータを複数のセルに一度に記録する場合は、次の手順に従います。
最初に、ページ上部の検索バーに「metadata」と入力し、表示される「Metadata & Annotations」をクリックします。「アウトプットメタデータ&注釈」サイドバーが表示されます。
入力するメタデータフィールドを選択します。ただし、アウトプットセルを選択していない場合はこのフィールドはグレーアウトします。
Excelでの操作のように、対象のセル上でカーソルをクリックしてドラッグすることで複数セルを一度に選択できます。
アウトプットメタデータを検索および絞り込む
値がアウトプットメタデータフィールドに記録されると、その値は標準のダッシュボードフィルタとビジュアライゼーションの「条件パラメータ」の大きなリストに表示され、検索できるようになります。