GHS機能 

この記事では、Uncountableプラットフォーム内のGHS(Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals)記号に関連する機能の概要を説明します。 

化学品ラベリングの国際規格への準拠を確保し、安全性コミュニケーションを強化するGHS機能には、以下のものがあります。 

  • GHS記号(ピクトグラム)は、毒性や可燃性など、化学物質がもたらす危険性の種類を迅速に伝える9つの視覚的指標です。 
  • 危険有害性情報(Hステートメント)は、「がんを引き起こす可能性がある」(H350)や「非常に可燃性の高いガス」(H220)など、ハザードの性質と程度に関する特定の詳細を提供するコード/関連ステートメントです。 
  • 注意書き(Pステートメント)は、保管、廃棄、応急処置の指示など、化学物質の適切な取り扱いに関するガイダンスを提供します。 

GHSの詳細については、GHS分類を参照してください。 

世界的に認められている9つのGHS記号 

GHS機能フィールドオプション 

Uncountableのスキーマには、GHS 記号のリストや使用可能な 危険有害性情報(Hステートメント)のリストなど、いくつかのフィールドオプションリストが予め用意されています。フィールドオプションリストを表示するには、フォーム管理ページの「Field Options」タブに移動します。 

GHSコード 

GHSコード(および関連する危険有害性情報 )のフィールドオプションのリストを表示するには、「オプションリスト」から「GHS」または「GHS Symbols」を選択します。 

危険有害性情報 

危険有害性情報(Hステートメント)に限定したフィールドオプションのリストを表示するには、オプションリストから [危険有害性ステートメント] を選択します。 

注意書き(Pステートメント) 

GHSコードや危険有害性情報とは異なり、注意書きは事前にフィールドオプションに登録されていません。レシピまたはその他のエンティティに注意書きを追加するには、ユーザーは新しいフィールドオプションリストを作成する必要があります。 

1. 管理画面の「Field Options」タブから、「新しいオプションセットを作成」に名前を入力し、[セットを作成]をクリックします。 

2. リストにオプションを1つずつ追加するには、名前を入力の上、IDを設定し、[Add Option]をクリックします。 


原料にGHS記号を追加する 

GHS記号は原料属性としてインプットに追加されます。原料にGHS記号を追加するには、原料の詳細ページに移動します。「属性を追加」の下にあるドロップダウンメニューから「GHS Hazard Symbols」または「GHS Symbols」を選択します。 

GHS記号が「規制」属性カテゴリに属している場合は、「原料属性」で「規制」を選択し、[設定]をクリックします。 

ドロップダウンメニューから原料属性に登録したいGHSを選択します。この例では6つのGHS記号が登録されます。 

原料属性にこれらGHS記号を追加すると、原料の詳細ページに表示されます。 

GHS記号を設定すると、その原料がレシピに追加されると、レシピ名の横に関連するGHS記号が表示されます。 

注記:これらのGHS記号の値は、GHS記号のフィールドオプションリストと完全に互換性があります。これにより、ロットは原料からGHS記号を継承することができます。また、フィールドオプションのIDソースを持つフィールドの使用もサポートされます。 

実験にGHSを追加する 

ユーザーは事前に登録されているフィールドオプションから、GHSを実験メタデータとして追加することが可能です。 

メタデータとしてGHSコードを追加する 

1. 実験情報入力ページの[メタデータを追加]をクリックし、ドロップダウンメニューから「Edit Fields」を選択します。 

 2. 「編集 Experiment メタデータのフィールド」ページの下部にある[フィールドを追加]ボタンをクリックします。 

3. このモーダルでは、Experiment メタデータのフィールド名に名前を入力し、フィールドタイプ「Fixed List (Multiple)」を選択します。そしてIDソースの鉛筆アイコンをクリックします。 

4. IDソースのオプションセットに、「GHS」または「GHS Symbols」を選択し、[保存]ボタンを押します。そして新規フィールドを追加モーダルで[承諾]ボタンをクリックします。 

5. 実験情報入力ページにて、メタデータを設定するドロップダウンメニューから「GHS Codes」が選択できるようになります。 

6. 実験メタデータに「GHS Codes」を追加し、ドロップダウンメニューから関連するGHSコードを選択します。

メタデータとして危険有害性情報(Hステートメント)を追加する 

危険有害性情報(Hステートメント)を追加するには、GHSコードを追加したケースと同じプロセスを繰り返します。今回は事前に登録されたフィールドオプションリストの “Hazard Statements”を ID ソースとして選択します。 

メタデータとしての注意書き(Pステートメント)を追加する 

注意書き(Pステートメント)を追加するには、GHSコードを追加したケースと同じプロセスを繰り返します。今回は手動で作成した「Precautionary Statements」フィールドオプションリストを ID ソースとして選択します。 

エンティティフォームへのGHS機能の追加 

GHS 機能は、フォーム管理ページでラボリクエスト(作業依頼)や承認などのエンティティフォームに追加することもできます。次の例では、GHSコードと危険有害性情報(Hステートメント)が分析リクエストの定義に追加されています。 

1. フォーム管理ページの「Definitions」タブに移動し、エンティティを選択します。 

2. 「Fields」の下で、登録済みのGHSコードおよび/または危険有害性情報(Hステートメント)フィールドを選択し、[Add Field]をクリックします。

 

3. エンティティの定義に追加すると、これらのフィールドはデフォルトで表示されます。 

GHSコードとHステートメントフィールドを含む新しい分析リクエスト 
Updated on February 21, 2025

Was this article helpful?

Related Articles