実験の「アウトプット」ビューでは、アウトプットの「正常範囲」が推定されます。この範囲外の値はページ上で警告メッセージとともに自動的に黄色で強調表示されます。
正常範囲は、(すべての材料ファミリの)対象となるアウトプットから導き出された複数の統計に基づいて次のように計算されます*。
- 5パーセンタイル(「5pct」)
- 95パーセンタイル(「95pct」)
- 標準偏差(「std」)
下限には、[5pct – 2std] と [5pct/2]の最小値を使用します。上限には、[95pct + 2std] と [95pct*5]の最大値を使用します。大まかな式は以下のとおりです。
正常範囲 = [min(5pct – 2 * std, 5pct/5), max(95pct + 2 * std, 95pct*5)]
特殊なケースでは、その他の規則が適用されます。分布に応じて値を0に「スナップ」します。たとえば、アウトプットが常に0より大きい場合、計算された下限が0未満であっても、下限を0にスナップします。
使用例:
- アウトプットAを5pct = 0.5、95pct = 10、std = 10と仮定
- 記録された値はどれも負ではありません
- 推定される正常範囲はおよそ [0, 50] です