比較、グラフ、その他のビジュアライゼーションを使用して、分析の概要をひとまとめにしてレポートやノートを生成できます。Uncountableのノートは、主に2つの目的で利用できます。1つ目は、Uncountable内のプロジェクトに関連付けられた電子実験ノート(ELN)のエントリとすることです。2つ目は、ノートを使用して、外部から閲覧する目的でより正式なレポートを生成することです。ノートは、プロジェクトのダッシュボードから直接作成およびアクセスできます。
また、メインダッシュボードから直接ノートを作成することもできます。
または、ノートダッシュボードからノートを作成することもできます。実験を開始する前、またはUncountableのインターフェイスにデータを入力したら、ナビゲーションバーの「ノート」からノートを作成できます。
ノートダッシュボードから、[+追加]ボタンをクリックして新しいノートを作成できます。また、表示されるリストから既存のノートを見つけて編集することができます。新しいノートを作成する際は、既存のテンプレートを使用して、いくつかの共通フィールドに値を入力できます。
古いノートは、画面上部の検索バーに名前を入力して検索できます。削除ボタンの左側にあるピンの輪郭をクリックすると、レポートをピン留めしてリストの上部に表示することもできます。
ノートにテキストを追加する
レポートには、テキスト、表、実験比較、ビジュアライゼーション、画像、化学構造のほか、Microsoft OfficeドキュメントやPDFなどの外部ファイルタイプを含め、Uncountableで生成された事実上あらゆる情報を含めることができます。
レポートにテキストフィールドを追加するには、[+]ボタンをクリックし、「テキスト」(ドロップダウンメニューの一番上の項目)を選択します。これにより、レポートの下部にテキストフィールドが生成されます。このフィールドはドラッグして目的の場所に移動できます。また、歯車アイコンから、そのセクションの見出しを設定できます。見出しは、レポートの次のセクションのトピックを明記できるカスタマイズ可能なフィールドです。
必要なオプションがない場合は、画面の上部と下部にある「ドラッグ又はクリックしてアップロードします」エリアをクリックして、任意の種類のファイルをコンピュータから直接アップロードすることもできます。
ノートのテンプレート
Uncountableでは、特定のノートやレポートで必要となるセルを事前に生成する、汎用レポートテンプレートを作成することができます。メインの「ノート」ページから「テンプレート」タブにアクセスできます(下図①)。このタブをクリックすると、これまでに保存したノートのテンプレートがすべて表示されます。この画面から新しいノートのテンプレートを作成できます。手順については、レポートテンプレートを作成するを参照してください。
テンプレートで、自動的に作成されない、ノートに必要なセルがある場合は、[+追加]ボタンをクリックして新しいセルを作成します。レポートのセルの順序を変更するには、セルのアイコン(名前ではありません)をクリックして目的の位置にドラッグします。または、各セルの3本線のアイコン(≡)をクリックしてドラッグすることで位置を変更することもできます。各セルには、表示内容をインポートまたは編集するためのツールが表示されます。以前に作成したビジュアライゼーションをノートに読み込むことができます。
実験の比較
実験間で式やアウトプットなどを比較するデータテーブル(実験の比較)を追加するには、[+]をクリックして「実験」を選択します。
ノート下部に実験を比較するセルが表示されます。歯車アイコンの「編集」から、表示する実験とインプット/アウトプットを選択できます。「セルタイプを選択」ドロップダウンメニューからは、比較する実験を手動で選択するか、直近の5~25件の実験の範囲を自動的に選択するかを選択できます。実験から特定のインプットまたはアウトプットを選択するには、「インプット/アウトプットの選択」ボックスをクリックして、希望のオプションを選択します。実験のインプットとアウトプットをすべて表示したい場合は、右側のダイアログボックスを選択します。表を右にスクロールすると、選択した実験を確認できます。特定の実験を強調するには、その名前をクリックして「カラムを強調表示」をクリックします。「カスタムテーブルへの変換」をクリックして、実験のデータを下のセルのカスタムテーブルにエクスポートすることもできます。
あるいは、実験の比較をダッシュボードから直接インポートすることもできます。メインダッシュボードから、検索機能を使用して過去の実験を検索し、指定されたリストから比較する実験を選択できます。一度に比較できる実験の数に制限はありません。画面の左側で、グレー表示されていた[処方+アウトプットの比較]ボタンが有効になり、クリックできるようになります。
[処方+アウトプットの比較]ボタンをクリックすると実験の比較ページが表示され、昇順、降順、またはカスタムの配置で実験の順序を調整できます。「処方」または「アウトプット」をクリックすると、実験の内容を編集できます。
実験の編集が完了したら、青い[保存]アイコン(💾)をクリックしてプロジェクトのノートブックまたはラボレポートに保存できます。表示されるモーダルウィンドウで、保存する実験の行を選択します。読みやすさを考慮すると、選択する行数は20行以内にすることをお勧めします。ウィンドウの上部にあるボタン(下図①)を使用すると、すべてを選択、すべてを選択解除、すべてを展開、すべてを折り畳むといった操作ができます。モーダルウィンドウの下端にあるツール(下図③)を使用すると、実験の比較を既存のレポートやプロジェクトのノートに保存したり、新しいレポートを作成したりできます。ウィンドウの一番下にある[+ Notes]ボタン(下図④)をクリックすると、実験の比較に付随する適切なメモを追加できます。
ビジュアライゼーション
以前に作成したビジュアライゼーションやグラフをノートに追加するには、「+アイテムを追加」ドロップダウンメニューから「可視化」を選択します。表示されるボックスで、レポートに挿入するデータの種類と作成済みのモデルを選択します。ここで以前に保存したプロットを削除して、インターフェイスをクリーンアップしたり、使用しなくなった古いプロットを上書きしたりすることもできます。これによって、元になるデータが影響を受けることはありません。ビジュアライゼーションを直接ノートに保存するには、プロットを保存するを参照してください。
また、「ビジュアライズ」ページからモデルを直接ノートに保存することもできます。手順については、プロットを保存するを参照してください。
化学構造
原料の化学構造を表示する場合は、「+アイテムを追加」ドロップダウンメニューの下の「化学構造」を選択します。
ノート下部に化学構造セルが表示されます。スクロールしてセルを編集します。そこで、SMILES文字列をインポートするか、化学構造を手動で描画するかを選択できます。SMILES文字列をインポートする場合は、「Import SMILES string」をクリックして、目的のSMILES文字列を入力します。プレビューウィンドウで、文字列がどのような表示になるかを確認できます。確認したら、「Add Molecule」をクリックします。分子を手動で追加する場合は、「Search molecules」タブを選択し、目的の分子の名前(炭素など)を入力して、[Add Molecule]をクリックします。目的の分子が表示されたら、画面左側のツールバーを使用して分子を移動したり、電荷、結合、および環構造を追加したりできます。右下の虫眼鏡ボタンを使用すると、画面の倍率を調整したり、開始位置にリセットしたりできます。
ノートのプレビュー
必要な情報をすべてノートに入力したら、ページの右上隅にある[Show Preview]をクリックして、ノートの最終的な形式をプレビューできます。
エクスポートと共有
ナビゲーションバーのアイコンを使用して、ノートをエクスポートおよび共有できます。
[エクスポート]をクリックするとドロップダウンメニューが表示されます。ここからノートをWordやExcelにエクスポートできます。また、ノートに添付されているすべてのファイルもエクスポートできます。
レポートを他のユーザーと共有するには、[エクスポート]の右側にある矢印アイコンをクリックします。このアイコンをクリックすると、モーダルダイアログが表示されます。ここから、ノートを共有する他のチームメンバーを選択したり、他のユーザーに送信できる固有のリンクを生成したりできます。
ビジュアライゼーション
[+アイテムを追加]をクリックして「可視化」を選択することで、以前に作成したビジュアライゼーションをノートに追加できます。このボタンをクリックするとモーダルダイアログが表示されます。ここから、ノートに挿入するビジュアライゼーションの保存タイプと名前を選択できます。