データの表示や比較において、カスタマイズされたシンプルなオプションを使用できるようにするため、Uncountableには実験のリストが作成されています。これは、材料ファミリ全体やプロジェクト全体を含む、ユーザーがアクセスできるすべての実験に対するピボットテーブルのような役割を果たします。表に表示する情報を正確に選択したり、情報をエクスポートしたり、表内のクイックリンクを使用して基になるデータの詳細情報にアクセスしたりできます。
「実験のリスト」ビューへは、下図のプロジェクトダッシュボードからアクセスできます
または、下図のメニューからアクセスできます。
「実験のリスト」ページでは、さまざまな絞り込みおよび検索機能を使用できます。下図Aは、表示される結果を「このプロジェクト」または「この材料ファミリ」の実験に絞り込むクイックフィルターです。これは、幅広く検索を行いたい場合に便利です。「実験のリスト」ビューでは、材料ファミリやプロジェクト全体を対象にできます。下図Bで、実験の各種コンポーネントの絞り込みができます。下図Cは検索バーです。実験名に基づいて、実験のリストを絞り込みます。下図Dでは、表示される列や順序の調整、表のCSVへのエクスポート、プリセットのロードなど、リストビューをカスタマイズできます。
フィルターは、「グループ」→「何」オプションの順で絞り込む内容を選択します。「グループ」オプションには以下の選択肢があります。
したがって、このリストを「どの実験で使用されているか」で絞り込みたい場合は、「グループ」で「Experiment Ingredient」を選択し、原料を選択、あるいは入力して選択します。原料を選択(ここではカーボンブラックC。最初の文字を入力するとリストを絞り込んで少ない候補から目的の原料を見つけることができます)すると、デフォルトで「Exists」の関係が選択されます。これは、「Does Not Exist」、「>」、「<」、「=」などの他の選択肢に変更できます。定量的フィルターを選択した場合、絞り込みに使う数値はユーザーが入力した値、通常は「部数」または質量単位(グラム/ポンド)になります。計算された値を表示または絞り込みたい場合は、原料名の下のドロップダウンで選択できます。たとえばドロップダウンから「%」を選択すると、実験で原料の生重量ではなく実験の原料の重量%で絞り込めます。「実験のリスト」ビューではすべての原料の量は実験のリストステップ全体で合計されるため、実験内で複数回使用される原料は、自動的に複数の値が合計されます。
また、フィルタリングオプションで対応するグループを選択することで、メタデータ、アウトプット、工程条件、および計算(処方コストや固形分重量%など)のフィルターを追加することもできます。
任意のコンポーネントのフィルターを選択したら、下の[+]ボタンを選択することで、そのコンポーネントの値を列としてリストに簡単に追加できます。
上記の例では、実験の名前、実験の2つの日付、絞り込んだ原料の量のリストが表示されています。このようにして、重要な概要のみを表示する、シンプルな実験のリストを作ることができます。アウトプット、計算、またはメタデータフィールドも絞り込んでこのリストに表示することができます。
**注記:フィルターと列は1:1で紐づいているわけではありません。これは、実験を特定の値で絞り込むが、その値をリストでは表示しないといった場合があるためです。**
列をリストに追加すると、その列を使って項目の順番を並べ替えたり、列を削除したり、その列をフィルターに追加したりできます。これらの操作は、列のヘッダをクリックして行えます。
フィルターから列を追加する以外の方法でこのリストを編集したい場合は、[リスト]→[カラムの設定]オプションを使用します。
表示されるポップアップウィンドウで、フィルターを使用せずに目的の列を追加することができます(下図AおよびB)。「実験のリスト」ビューでのフィルタリングと同様に、下図Aのドロップダウンから「グループ」を選択し、下図Bで値を選択する必要があります。列の順序を変更したい場合は、二重線(下図C)をドラッグアンドドロップします。列は下図Dで削除することができます。
上図Aには、フィルターオプションと同様のリストが表示されます。
このリストは、いつでもExcelスプレッドシートまたはCSVにエクスポートできます。リストのすぐ上にある「リスト」ドロップダウンから「Export」を選択します。「数をカウント」で、リストで絞り込み条件に合致している実験の数(つまり行の数)をカウントします。
表の一部またはすべての項目を取得して、実験を比較ページに移動したい場合は、表の左側にあるチェックボックスを使用して、個々の実験あるいは絞り込んだすべての実験を選択できます。下図Aで実験を1つ選択/選択解除します。下図Bで表のすべての実験を選択/選択解除します。下図Cのドロップダウンから「処方+アウトプットの比較」を選択すると、選択した実験が「比較」ページで表示されます。
作成し絞り込みを設定した表は、他のユーザーが再使用/再作成/共有することもできます。これには、「リスト」ドロップダウンの「プリセット」を選択します。
「プリセット」では、下図Aを使用して利用可能なプリセットを削除することもできます。下図Bで、利用可能なプリセットを読み込むことができます。新しいプリセットを作成するには、新しい名前を下図①に入力して、保存する内容に現在の表のフィルターと列を含めるか含めないかを選択します(下図CとD)。