アウトプット条件
Uncountableでは、アウトプット条件または条件パラメータを使用して、特定のテストの実施方法を指定できます。たとえば、試験温度、サンプルの形状、エージング時間などが、ある引張試験の実行方法を別の引張試験と区別するための、特定の試験を定義する条件であることがあります。
アウトプット条件に適切な詳細を追加することで、データを適切に構造化し、整理されることで理解しやすくなります。その結果、検索や分析、モデリングなどを効率的に行えます。
アウトプット条件を使用する
測定値を実験に追加するときに、アウトプット条件をその測定値に追加できます。測定値に新しいパラメータを追加する場合は、「条件パラメータ」ドロップダウンからパラメータを選択します。以下の例では、基質、テスト温度、時間の条件を持つ測定値が実験に追加されました。
アウトプットグループに条件を追加して、データ記録の一貫性を保つこともできます。詳しくは、アウトプットグループに関する記事を参照してください。
[+ 新規グループを作成]をクリックして、「アウトプットを追加」ウィンドウで選択したアウトプットと条件を含むアウトプットグループを作成することもできます。以下の例では、アウトプットのTensile Strength、Elongation at Break、およびYoung’s Modulusを特定の条件で選択して、アウトプットグループ「Tensile Testing」が作成されています。
[すべての条件を編集]オプションで、グループ内のすべてのアウトプットに適用する条件パラメータを追加できます。グループ名の横にある[条件を追加]を選択した場合も同じ操作ができます。以下の例では、選択したすべてのアウトプットに条件「Test Method」が追加されています。
「テスト条件のマトリクス」オプション(右上のグリッドアイコン)を使用すると、選択したすべてのアウトプットまたはアウトプットグループに複数の条件パラメータの複数の値を同時に追加できます。
「パラメータを選択」ドロップダウンメニューから、希望の条件パラメータを選択します。以下の例では、前に追加した試験方法に加えて、「Curing Temperature」と「Curing Time」の条件が選択されています。Curing TemperatureとCuring Timeの3つの値が追加されました。[+ 条件を追加]をクリックして、さらに値を追加できます。
送信後、マトリクスに追加されたすべての条件のすべての値の組み合わせが、選択されたアウトプット(またはアウトプットグループ)に適用されます。
新しいアウトプット条件を作成する
条件パラメータを新しく作成する場合は、[+ 新規]をクリックして条件の詳細を指定します。
アウトプット条件をカスタマイズ/設定する
実装の際に指定できるアウトプット条件の設定オプションがいくつかあります。
条件パラメータのオプションを設定する
情報をそれぞれ自由に入力できるようにするのではなく、条件パラメータに対して特定のオプションのみを指定したい場合は、「条件パラメータ」ページで歯車アイコンから「オプションを編集」を選択して、オプションを定義します。
このページにアクセスするには、メインメニューから「入力/出力」をクリックし、「アウトプット」を選択して、「アウトプット」ページから「条件パラメータ」タブに移動します。
歯車アイコンから「オプションを編集」を選択し、オプションを設定します。
「条件パラメータ」ページでオプションを設定すると、「条件パラメータ」ページに戻らない限り、ドロップダウンメニューにそのオプションが表示され、新しい値を追加するオプションは表示されません。
条件パラメータをグローバルまたは非グローバルに設定する
「条件パラメータ」ページでは、パラメータがグローバルか非グローバルかを選択できます。グローバルパラメータはすべての材料ファミリに適用され、非グローバルパラメータはその材料ファミリだけに適用されます。
「条件パラメータ」ページを整理する
左側の3本線のアイコンを使用してパラメータをドラッグし、ページ上のパラメータの表示を任意の順序にできます。
アウトプットごとに条件パラメータを設定する
特定のアウトプット条件を複数のアウトプットで使用するために、アウトプットごとにオプションを指定する必要がある場合があります。たとえば、「試験方法」は一般的に使われるアウトプット条件ですが、引張試験と圧縮永久歪み試験を行う場合、「試験方法」のオプションが異なる可能性があります。
このアウトプットだけの設定を行うには、そのアウトプットの「アウトプットの詳細」ページに移動し、「条件パラメータ設定」セクションまで下にスクロールします。ここから、パラメータをリストに追加して、表示されるパラメータオプションを編集できます。
また、その特定のアウトプットに対して条件を警告(Warning)として追加するか必須として追加するかを設定できます。
「Warning」を選択した場合、アウトプット値を実験に追加すると条件が自動的に表示され、警告として黄色で強調表示されますが、その条件に値を入力しなくても、アウトプット値を追加できます。
「必須」を選択すると、アウトプットを実験に追加すると条件が自動的に表示され、赤色で強調表示されます。この条件は必須のため、条件に値を入力しない限りアウトプット値を追加することはできません。
デフォルトの条件を設定する
同じ条件を頻繁に使用する場合など、特定のアウトプットに対するデフォルトの条件と条件値のセットを作成できます。
対象の「アウトプットの詳細」ページで、[デフォルト条件を変更]を選択します。目的の条件を選択し、デフォルト値を追加します。この値は自分のためだけに追加することも、すべてのユーザー向けに追加する(この場合、十分な権限が必要です)こともできます。
デフォルト条件のあるアウトプットを追加すると、この値が自動的に表示されます(必要に応じて変更できます)。