相関関係を表示する

Uncountableにインポートしたデータを調査する前に、各種エンティティ間の潜在的な相関関係を確認することで、迅速に調査結果を得ることができます。まず、「ビジュアライズ」タブから「変数間の相関表示」ページに移動します。

「変数間の相関表示」ページへのアクセス

相関関係を見つける方法

「変数間の相関表示」ページには、データ間の関係性を分析するために、いくつかのオプションがあります。

  • インプット/アウトプット:選択したインプットとアウトプットの間の相関関係を表示します。
  • 計算/アウトプット:計算値(固形分%、密度など)とアウトプットの間の相関を分析します。
  • アウトプット/アウトプット:異なるアウトプット間の相関関係を観察します
  • 成分アウトプット/アウトプット:コンポーネント実験のアウトプットと最終実験のアウトプットを比較します。

インプットとアウトプットの選択

相関関係を表示するには、ドロップダウンからインプットを選択するか、ドロップダウンのボックスに文字を入力し、検索にてインプットを指定します。次に、比較するアウトプットを選択します。[すべてのアウトプットを表示]または[有効なスペックでアウトプットを表示]ボタンをクリックして、関連するすべてのアウトプットを自動で設定することもできます。

インプットとアウトプットを選択すると、プラットフォームには次の条件を満たす相関が表示されます。

  • 相関強度が 0.5 を超える
  • p値が0.005未満
  • 最小サンプルサイズの考慮
相関ビュー

その結果、各アウトプットに明確な相関線を持つ「サンキーダイアグラム」が得られます。サンキーダイアグラムは、接続線の幅(「フロー」とも呼ばれます)が2つの要素(この場合はインプットとアウトプット)間の関係性の強さを表すフローチャートです。この図を読むときは、次の点に注意してください。

  1. ノード:インプット (Polymer A) が左側にあり、アウトプット (pH、比重など) が右側にあります。
  2. フロー:インプットとアウトプットを接続するバンドは、相関の強さを表します。
    • 接続線の幅が太い = 相関が強い
    • 接続線の幅が細い = 相関が弱い
  3. :例えば、pH:60.00℃はPolymer Aと強い正の相関(青)を示し、S @ 60s:-30.00℃は負の相関(赤)を示します。
    • 青 = 正の相関関係
    • 赤 = 負の相関

相関線 (フロー) をクリックすると、「データビジュアライズ」にリダイレクトされ、分析を続行できます。以下の例では、アウトプットの[pH: 60.00 °C ]をクリックすると、事前にX 軸と Y 軸が入力されている「データビジュアライズ」にリダイレクトされます。詳細については、データを調査するを参照してください。

「データビジュアライズ」ページでの単一の相関分析

また、「相関行列」タブに切り替えて、結果を定量的に表示することも可能です。

相関行列ビュー

その他の機能と設定

「変数間の相関表示」ページを下にスクロールすると、選択した項目のすべての相関関係が表示されます。[表示]をクリックすると、散布図が表示されます。

結果を絞り込むために、いくつかの設定を使用できます。

  • 最小サンプル:相関関係の信頼性を高めるために、より多くのデータサンプルが必要になるように調整します。
  • 相関しきい値:これを大きくすると、弱い相関関係が除外され、強い相関関係に焦点を当てます。

また、歯車のアイコンをクリックし [条件なしのアウトプットを表示]を使用し、特定の条件パラメータを設定せずアウトプットを表示することもでき、幅広い相関関係の概要を把握できます。

条件なしでアウトプットを表示する

詳細オプション

最後に、歯車メニューの「詳細オプション」で、相関タイプ(線形、2次、対数など)をカスタマイズし、分析に外れ値を含めるかどうかを選択できます。

相関の表示の詳細オプション
Updated on February 18, 2025

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